「お墓は見えない所も大事」
A店とB店が同じ時期に建てたそれぞれのお墓。
大きさやデザイン、石の色も似ているのに・・・金額に差が。
その理由の一つに「施工手順や施工内容の差」がある事が多いのです。
出来上がってしまうと決して見る事が出来ないお墓の内部構造こそが、お墓を作る上で最も大切事だと考えます。
どのような基礎コンクリを打ち、どのように石材を組み、どういう過程でお墓が仕上がっていうのかは実際に工事現場に行き、見ない事には分かりません。ここで、なかなか見る事が出来ないお墓の内部構造や、我々がお墓を施工させて頂く上で大切にしている「こだわり」をご紹介いたします。
■一枚石を使用
芝台や大台など、一個の石材から作る事の出来る部材は全て継ぎ目の無い一枚石で製作をします。それにより、石同士の継ぎ目から水が入り、凍結の力による継ぎ目部分の「開き」を防ぐ事が出来ます。石材と石材との継ぎ目に金具補強や、どれだけ強力なボンドを使用ても、到底一枚石にはかないません。
※使用石材によって、大きな部材が採れない場合もございます。
■墓石工事写真
工事にかかる前から、基礎工事、施工経過、完成引き渡しまで出来るだけ分かりやすく工事写真を残していきます。古いお墓がある場合は、取り壊し前の写真は勿論、お隣のお墓との境界線も出来るだけ鮮明に残し、後々の敷地トラブルも解消致します。工事写真を残す事で、工事期間中に墓地へ来る事が出来なかった方にも、工事内容を確認して頂く事が出来ます。 また、墓石完成、引き渡し後には工事関係全ての写真データをお客様へプレゼントしております。
■納骨口の水返し
納骨口には外部からの水が入らないように「水返し加工」を施してあります。
お客様がお墓の事で特に気にされ、嫌がる事はお骨が眠る納骨堂に水が入る事。それを防ぐ為に、納骨口周り一周に縁を付けました。
これにより、上からは勿論、横からの水の浸入も防ぐ事が出来ます。
■水垂れ加工
お墓の台座部分は全て「水垂れ加工付き」となっております。
台の上面は水が溜まる事で水アカとなり、お墓の中で最も汚れやすい部分の一つです。そこを、水が切れるように水垂れ加工がしてあり、雨が降ったり水を掛けたりしても水が溜まらないように工夫をしてあります。
■御影石製 納骨堂
お墓を組んでしまうと、見る事が出来なるのが納骨堂です。
墓石完成後、何十年、何百年と御先祖様が眠る場所だからこそ、こだわりの御影石製。
■ステンレス製 コーナー金具
石材同士の継ぎ目には全てステンレス製の金具を入れて補強をしてあります。
石材に穴を空け、ボルトを差し込みコーナー金具を締めるのですが、穴の中にもボンドを注入する事で、ボンド、ボルトの両方で金具を締め上げ、固定する事で石材のズレを防いでいます。