お墓価格 of 番谷石材・鳳珠郡能登町の「石」専門店です。お墓,墓石加工販売,お墓リフォーム、クリーニング、古墓の解体、撤去、ペット墓、表札

多くの方にとって、お墓購入は一生に一度の事です。
また、非常に高額商品ですので、買い替えをするというのも簡単な事ではありません。
似たような色や形のお墓でも金額に大きな差が出るのは何が違うのでしょうか。
ここでは、非常に分かりにくと言われる「墓石価格の仕組み」について出来るだけ分かりやすく、ご説明いたします。

お墓を建てる際にかかる3つの費用

1.「永代使用料」　　お墓を建てる土地を使用する権利を得る為の費用

2..「管理費」　　墓地の水周りや共用部分を維持・管理する為の費用　

3.「墓石費用」　　墓石代や工事費など実際にお墓を建てる際にかかる費用

※この中で、我々石材屋が担当するのは、3番目の「墓石費用」の部分です。

お墓の価格を決める4つのポイント

1.「使用石材の種類」

2.「石の使用量」

3.「付属品やデザイン」

4.「施工費」

1.使用石材の種類

墓石に使われる石材にはいろいろな種類があり、国内・国外を合わせると100種類を超える石種があります。
しかし、その中で実際に石材店が取り扱っているのは30種類ほどに絞られます。
その全ての石材にはいくつかの基準を基に、価格が決められています。
石材の価格を決める4つのポイントとは・・・

・石の目が粗いか細かいか　（一般的に目の細かい石材の方が好まれます）

・吸水率の数値　　（吸水率が低い程、水を吸わない）

・圧縮強度　　（硬い石材ほど高額）

・希少性　　（採掘量が少ないと高額になる傾向があります）

2.石の使用量

墓石サイズは、お題目が彫刻してある竿石の横幅の寸法で決められています。
横幅が8寸のものは「8寸墓石」、一尺あるものは「尺角墓石」となり、大・中・小がそれぞれ、尺角・9寸・8寸のお墓となります。
このように、お墓が大きくなればなる程、使用石材量も増えてきますので、金額もお墓サイズに合わせて上がっていきます。
また、お墓周りの外柵も同様で、5㎡の墓地にお墓を建てるよりも、８㎡の墓地の方が広く、石材も多く使用するので金額が高くなります。（外柵については同デザインの場合）

3.付属品やデザイン

お墓を建てる際には、必ず必要な部材（納骨口のフタや花立て、線香台など）と、そうでない物があります。
例えば、墓前灯篭や物置き台、墓誌などは必ずしも必要とは言えません。
墓前灯篭を設置すると、お墓はとても豪華になりますし、ご先祖様が帰ってくる際の灯りになるとも言われています。
また、お墓の前に物置き台があると、お墓参りに持っていくお花や線香、お水などを一時的に置く事ができ、とても便利です。
しかし、これらの付属品や装飾部材を設置すればその分、墓石代金は高額になっていきます。
墓石デザインについても、細かい彫刻が施されていたり、蓮華台などの特殊加工がしてあるものには特別加工代が加わります。

※デザイン墓石の中には、特許を取得してあるものもあります。
　それらのデザインを使用して墓石を設計施工すると、別途デザイン料が発生する場合があります。

4.施工費

施工費とは、現地にて実際に石材を組み上げていく工賃です。
施工にかかる費用に差が出るのは大きく分けて、2つの理由からです。
まず一つは、主要道路から施工現場までの距離。
道路のすぐ横の墓地なら、トラックで石材を吊りあげての施工が出来ますが、山の中にある墓地ですと、そこまで石材や砂・セメントなどの材料を運ぶ機械や手間がかかり、その分の費用が施工費としてかかってきます。
2つ目は、外柵や墓石の形、デザインが「複雑」か「シンプル」か、です。
作りが複雑かつ精巧ですと組むのに時間もかかるので、施工費として金額にかかってきます。

最後に

石材店の展示場や広告に金額が入っているのをよく見かけます。
あれは、墓石本体のみの金額の場合が多いです。（含まれていても文字彫刻か設置費用まで）
お墓本体を自分で持って帰り、設置できるのならよいのですが。
ほとんどのお墓には基礎コンクリや外柵が必要になってきます。
表示価格が50万円だったとしても、文字を彫っていくら、設置していくら、外柵は・・・基礎工事は・・・古墓の解体は・・・処分代は・・・となり、最終的にはビックリな金額！　という事もあるかもしれません。

当店が展示場に金額を出さない理由がこれです。
展示金額が「お墓の総額」だと誤解を与えたくない為です。
勿論、お問い合わせがあればしっかりと御見積りを出させて頂きます。
古墓の有無、新規墓地での現地確認をさせて頂いた後に。

全てのお客様が、気持ちよく満足のいくお墓を建てられますよう、少しでも参考になれば幸いです。